広場・ヤマギシズム

ヤマギシズム運動、山岸巳代蔵、実顕地、ヤマギシ会などに関連した広場

◎吉田光男『わくらばの記』(1)

※『わくらばの記』について 昨年自らのブログを整理する中で、親しい知人からのお便り、メール、ブログなどから様々な示唆を受けていることを、改めて感じた。その中で、吉田光男さんと交流していて、昨年『わくらばの記』を自費出版した。それ以後、是非読…

◎自動解任を考える

〇知人F氏がご自分の体験も踏まえながら小説を書いている。時々Facebookに一部掲載され、それに様々な人がコメントを寄せている。その投稿に、ある村の「自動解任」の様子が描かれていて、何人かが反応し賑わっていた。 ※ブログ「わが学究 人生と時代の〝機…

◎「広場・ヤマギシズム」について思うこと(二つのお便りから)

※このブログを公開して、様々な反応がありました。そのことを含め、いくつか留意点をあげてみます。 ・以前に発表したものは、その時点で考えたことでもあり、その後見方が少し変わったところ、より考えた個所もありますが、大まかな趣意は変わらないので、…

◎ある「お便り」から(山岸巳代蔵の思想について)

〇Kさんから次の「お便り」がありました。 ・Kさんの問題意識は大きくは「集団と個人」というテーマだと思いました。 それに関しては、私もそうだと思っています。 個人の自立、個的自由が尊重された一人ひとりの相互依存、共生で成り立つ集団、社会という…

◎各々の立場において、真実、それに自己を生かす

〇山岸巳代蔵の思想についての覚書(2) 山岸巳代蔵の「ヤマギシズム社会の実態」に次の表現がある。 〈各々の立場において、真実、それに自己を生かすことによって、闘争等絶対に起るものではなく、かえって工場は繁栄し、自己を豊かにします。妻は妻、夫…

◎新たにブログ「広場・ヤマギシズム」を立ち上げる

〇お知らせ 山岸巳代蔵、実顕地、ヤマギシズム運動などについての記録・資料は数多あり、『山岸巳代蔵全集』関連の膨大な記録もある。 戦後生まれたコミュニティー・共同体の規模、現在まで続いている継続年数、農業法人としての活動もかなりの実績をあげて…

◎吉田光男さんと「死生観」

〇ひとが生きるとは、死を迎えるとは 吉田さんが身近な人に託した「最後の時を迎えて」には、「私の死生観」、「救命措置について」を記し、御自分の「生」を支えてくれた沢山の方々に、感謝の意を添えている。 「死」を覚悟されてから、「自律的に生きるこ…

◎吉田光男さんと『わくらばの記』

〇『わくらばの記』について 『わくらばの記』(2015年12月25日~2017年4月6日)は、食道癌の宣告を契機に書き始め、2016年1月18日からの105日間の入院中に、いろいろ思いついたことをノートに取り続け、退院されてから整理して「わくらばの記―病床妄語』の…

◎知人・吉田光男さん逝去す

〇吉田光男さんが4月30日逝去されました。享年85歳。 吉田光男さんは、昨年(2016年)1月から、食道癌による105日の入院をされ、退院して元気になられましたが、今年3月ごろからガンの進行が早まり、再度入院することになりました。その頃からお身…

◎ある投稿から、ヤマギシズム学園問題に触れる

〇「集団のもつ危うさについて」(2015・3・16)の補考として 以前、ある実顕地の学園中等部にいた、依存症の病院の院長をされているというY氏の活動がテレビで放映されたとの情報から、あるヤマギシ会会員さんから次のような投稿があった。 「その人の名前…

◎『奥村通哉さんのこと』 吉田光男

〇通哉さんの偲ぶ会にはぜひとも出席する予定でいましたが、体調が思わしくなく、もしかしたら出席できないかもしれないと思い、急遽心に残ることのいくつかを書き記してみました。 通哉さんのここ数年間の活躍ぶりについては大勢の方々がご存じのことで、私…

◎山岸巳代蔵と山岸会、そして実顕地へと

〇ヤマギシ会、実顕地に関する覚書 (2016年10月記録の改訂) ・はじめに ブログに「山岸巳代蔵の思想についての覚書①」を書いた。それに伴って山岸会や実顕地の変遷について、様々な角度から見てみようと思った。この稿では、何故山岸会の運動が注目され、ど…

◎山岸巳代蔵の思想についての覚書➀

〇理想と具現方式 リンク先のF氏のブログ「自己哲学第2章『反転する理想』」の(22)「権威」から<権力>化への、わが<貢献> ①を読んで、いろいろ思うことはある。ここではまず、知人の要望に応えているのかどうか分からないが私の思うことを書いてみる。…

◎『わくらばの記』から、わたし自身の課題として

〇わたし自身の課題として 「病床妄語」〈2月3日〉 利尿剤のおかげで、夜中でも2時間おきに目を覚ます。そのため頭が少しボーっとする感じ、まさに夢か現かといった暮らしである。ただ、今のところ痛みが全くないので助かる。 今思うと、半年くらい前から…

◎理想を掲げた集団や実顕地についての覚書(2)

〇ある事例から(Cさんからの聞き書き1) ヤマギシズム実顕地の学育、学園で活動していたCさんと話をする機会があった。 彼女は10年程、一番大きな実顕地(豊里G)の学園の係りなどをしていて、その頃のことが係として、また自分の子どもたちの現状を見…