研鑽について
〇私が所属していたコミュニティはヤマギシズム運動の実顕地のことで、実顕地特有の課題もあるだろうし、理想や理念を掲げた組織、コミュニティ共通の陥りやすい問題もあるだろう。 このコミュニティの特色として、すべてのことを「けんさん」及び「けんさん…
※ヤマギシズム社会の運営の根幹をなす研鑽会について、吉田光雄さんは指標のごとく取り上げています、私も同様に思っています。ここに「百万羽子供研鑽会」について書かれた記録を 二編の論考から抜粋しました。〇「山岸巳代蔵の思想についての覚書➀」から …
※日々彦「ひこばえの記」4月13日に「手づくりの定義へ(『定義集(ちくま哲学の森 別巻)』から)」を掲載した。その中に次の文章がある。〈『定義集(ちくま哲学の森 別巻)』の解説、鶴見俊輔「手づくりの定義へのすすめ」は次の言葉から始まる。 ・〈私は…
わくらばの記 たまゆら①(17・1) 2017年の正月を迎え、手記のタイトルをどうしようかと考えているうちに、夢うつつに〈たまゆら〉という言葉が浮かび上がってきた。目覚めてから、言葉の正確な意味を辞書で調べると、「玉が触れ合ってかすかに音を立…
わくらばの記 病症妄語⑥ 〈4月1日〉 窓の外に遠方の桜が花開いてきた。まだ6~7分咲きで、満開までにはもう4,5日かかりそうだ。 夜中、咳はまだ少し出るが、体調はいい。 『カラマーゾフの兄弟』ようやく読み終える。もう3回も読んでいるが、その都…
〇理想と具現方式 リンク先のF氏のブログ「自己哲学第2章『反転する理想』」の(22)「権威」から<権力>化への、わが<貢献> ①を読んで、いろいろ思うことはある。ここではまず、知人の要望に応えているのかどうか分からないが私の思うことを書いてみる。…
〇山岸さんの言葉にこういう文言がある。 「どうもはき違い、聞き違いがずいぶん多いわね。正確に聴き取ったという人は一人もない。みな、謂ったら誤解や。それがずいぶん邪魔するということね。『わしはあの人をこう聞いた』といっても、言った人の気持ちと…
〇最近、ヤマギシズム学園出身者Iさんの手記を読む機会があった。学園についてはさまざまな批判があり、それが何であったのか実態を知りたいとは思っていたが、断片的な情報がほとんどで、学園出身者の生の声を聞くことはほとんどなかった。Iさんの手記は、…