『わくらばの記』から
〇先回、Facebookの「思い出機能」のお知らせから、4年前の4月30日にお亡くなりになった吉田光男さんのことを取り上げた。 その後、元学園生の友人T君からコメントがあった。 《T君が学園を辞める時に、所縁のあるAさんが京都から飛んできて「暴力はイ…
〇先日(2月15日)、ブログに【「多一論」と山岸巳代蔵】を投稿し、その時に、「中島岳志×島薗進『愛国と信仰の構造』を読みながら、山岸巳代蔵とヤマギシズム運動について考えていた。」と書いた。『愛国と信仰の構造』については、ブログ【日々彦「ひこば…
※25日に掲載した【◎私のこと、このブログ「広場・ヤマギシズム」のこと。】に関連して4年前に書いた記事を再録する。 この記録は吉田光男さんの「わくらばの記―病床妄語」に触れて述べたもの。 1990年頃のヤマギシ学園は、推進メンバーたちが描く理想像か…
※過去を現在および未来に生かすことは、このブログの趣意であり、吉田光男『わくらばの記』も随時触れている。それに関してのいくつかの視点を見ていく。〇吉田光男『わくらばの記』(2)から 〈1月26日〉 未来は過去から照射するしかないと思うのだが、…
※先回福井正之さんが言及している「私意尊重公意行」はヤマギシズム独自の表現で、おそらく山岸巳代蔵が産みだした言葉だと思う。そして、実顕地の機構と運営の中でも根幹をなす考え方と思っている。そこで「私意尊重公意行」について、しばらく取り上げてい…
〇吉田光男さんの『わくらばの記』は、2016年1月に食道癌で長期入院することになり、それ以前から心においていた、〈ヤマギシに関連して、自分が向き合わなければならないテーマについて、これから書き続けてゆくつもりです。黙ったままであの世に持って行く…
〇先日豊里実顕地に行き、吉田光男著『わくらばの記』の資料研に参加する。 当日は『わくらばの記』の2016年1月22日の箇所を資料として出し合う。 <人の目に見えなくすることで、あたかもそれが存在しないかのように振るまうのはいかにも姑息。ずいぶんそう…
※吉田光男さんの『わくらばの記』『病床妄語』は私の関心事と重なることも多々あり、随時その日録から抜粋し、そのことで思った私の雑感を載せていこうと思っている。(2016年9月記録を改訂) 〇個々の主体意識と実顕地の暮らし 「病床妄語(1):入院して…
〇わたし自身の課題として 「病床妄語」〈2月3日〉 利尿剤のおかげで、夜中でも2時間おきに目を覚ます。そのため頭が少しボーっとする感じ、まさに夢か現かといった暮らしである。ただ、今のところ痛みが全くないので助かる。 今思うと、半年くらい前から…