内田樹
〇実顕地生活を振り返る中で特に思うことは、私のなかに、ヤマギシズム運動、実顕地活動は、かってない社会を目指しているという根拠のない倨傲が心のどこかにへばりついていて、おかしなところが多少あるにしても、いずれ正されていくだろうという、あまり…
〇「金の要らない楽しい村」考②で紹介した「研究家・実行家に贈る言葉」に続いて「総論」がある。これは(未完)になっている。▼《「総論」 人間は考え過ぎる。 複雑に考え過ぎる。 二つの課題を同時に考える時に複雑になり、考えることはよいのであるが、考…
〇《金の要らない楽しい村》は、一九六〇年五月に山岸巳代蔵によって口述されたものを起こした資料の題名である。この資料は、〈山田村の実況〉と共に、ヤマギシズム生活実顕地をつくろうとする人たちの研鑽資料として使用された。 これがヤマギシズム社会・…