広場・ヤマギシズム

ヤマギシズム運動、山岸巳代蔵、実顕地、ヤマギシ会などに関連した広場

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

◎徴兵検査をうける。(新・山岸巳代蔵伝④)

第二章 人間の生活は一生を通じて遊戯であり1 何しにこんなところへ来んならんかな 一九二一年二〇歳の時に、郷里に帰って徴兵検査を受けた。検査場は近江八幡、検査の結果は乙種であった。それに関して語っている発言は山岸らしいものである。《------もう…

◎「多一論」と山岸巳代蔵

〇中島岳志×島薗進『愛国と信仰の構造』を読みながら、山岸巳代蔵とヤマギシズム運動について考えていた。 そこで中島岳志は、「明治期に近代化の過程で『自己とは何ぞや』と悩んだ煩悶青年らの潮流が国体論的なユートピア主義に傾倒し、その煩悶青年の一部…

◎煩悶青年として(新・山岸巳代蔵伝➂)

第一章 理想は方法によって実現し得る4 ある壁にぶつかり、苦悩の内に一生かけての仕事を始める 一九一六年(大正五)、山岸は一五歳で高等小学校を卒業し、学校の募集に応じて京都の今出川にある大橋商店という絹問屋に奉公に出る。しかし罵り合い喧嘩が絶え…