広場・ヤマギシズム

ヤマギシズム運動、山岸巳代蔵、実顕地、ヤマギシ会などに関連した広場

◎集団のもつ危うさについて(鶴見俊輔のヤマギシズム関連の論考から)

〇ヤマギシズム実顕地では、山岸巳代蔵の思想に注目し、終始その運動に関心を寄せてきた鶴見俊輔のヤマギシズム関連の論考を度々取り上げていた。 『カルトの村で生まれました』を契機に、自分のことを振り返るとともに、いくつかの資料を読み返している。 …

◎立ち止まってじっくり観ることをベースに(内観研修について)

〇内観、自分を観る 日々の暮らしを詳細に見ていくと、意識的にも無意識的にも「----のために」「----に向かって」など前へ向かうことをよしとして、動いていることが多い。「良い暮らしをするため」、「健康のため」「子どもの将来や家族のため」など、漠然…

◎ひとが育っていける社会を描く

〇九州での合宿けんさん会に参加して ​ 昨年、ヤマギシ会会員だった知人に誘いを受けて、九州での合宿けんさん会に参加した。メンバーは、二人の知人の家族(一歳ほどの孫を含めて)とその友人、会社の社員など。阿蘇での合宿けんさん会のときは。参加者は、…

◎『山岸巳代蔵伝―自然と人為の調和を―』の刊行

※書籍紹介:山口 昌彦『山岸巳代蔵伝―自然と人為の調和を』萌友出版 、2012年 〇「様々な方面からの要望から始まった『山岸巳代蔵全集』一巻~七巻刊行と関連資料編を編集し、山岸没後50年目の2011年8月に、刊行委員の8年に及ぶ活動は一応終了することにな…

書籍紹介:『山岸巳代蔵全集』(全七巻)山岸巳代蔵全集刊行委員会、2004~2011年。

・第一巻「刊行にあたって」から抜粋 「山岸自身はかなり多くの文章や記録を残しているにもかかわらず、その提唱した考え方や思想、哲学、具体的実現方法等を知ることのできる資料は、わずかしか世に出ていない。山岸会会員ですら、 その著作の一部しか知ら…

◎元学園生の手記を読んで 吉田光男

〇最近、ヤマギシズム学園出身者Iさんの手記を読む機会があった。学園についてはさまざまな批判があり、それが何であったのか実態を知りたいとは思っていたが、断片的な情報がほとんどで、学園出身者の生の声を聞くことはほとんどなかった。Iさんの手記は、…

◎「人間集団の在り方について思うこと」 吉田光男

※これは、「ヤマギシズム実顕地について思うこと」などの原稿に対しての返信です。いつも忌憚なく感想、批判などしていただくので、有難いと思っています。なお、人名、団体名など一部イニシャルにしています。表題は私がつけました。 〇私が今考えているこ…

◎吉田光男 『手垢の付いた言葉』

※この論考は知人F氏のブログ『ビジョンと断面』に、吉田光男さんが2012年8月に投稿、掲載されたものである。(ブログは現在閉じられている) 〇私があなた(※F氏)のことを記憶しているのは、30年以上前であったか、北海道から春日山に移って最初の飼育研…