〇「様々な方面からの要望から始まった『山岸巳代蔵全集』一巻~七巻刊行と関連資料編を編集し、山岸没後50年目の2011年8月に、刊行委員の8年に及ぶ活動は一応終了することになる。
『全集』は、山岸の記録に関して、分かる範囲での述録や関連資料をまとめて掲載してある。山岸の思想は、日々の生活と養鶏・稲作などの実際の暮しを通して培われていき、それがのちの「自然と人為の調和を基調とした理想社会」を標榜した山岸会活動に繋がっていく。
山岸没後に大きく展開したヤマギシ会活動は、山岸巳代蔵の影響を受けながらも、その思想から大分変容していったのではないかと思っている。
そこで、『山岸巳代蔵全集』一巻~七巻のそれぞれの「本巻について」「本巻の編集を終えて」と簡単なその巻の「目次」を随時掲載していこうと考えている。