広場・ヤマギシズム

ヤマギシズム運動、山岸巳代蔵、実顕地、ヤマギシ会などに関連した広場

失敗学的考察

理想社会を求める人や集団の留意点(ヤマギシの<失敗学的>考察11)

※先日ヤマギシズム学園のことを考えるに際して年表を作った。それは、幸福学園運動から始まり、1975年から始まった子ども楽園村開催の発展により、ほどなく学育構想が生まれ、幼年部から大学部まで順次生れることになり、1999年「やまぎし学園」設立認可申請…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察10

○吉田光男さんの『わくらばの記』で最初の頃、特に「学園」のことについて触れている。 《2月9日:私たちは、学園を遠い過去の問題として片づけずに、たえず現在の問題として振り返らずには、自分自身を前に進めることはできない。》に始まり、次のように展…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察9

○ある元学園生と様々なことを交信する機会があり、いろいろのことを考えた。 当時の「ヤマギシズム学園」(1980年代、90年代)の暴力「殴る」などの話だ。当時の学園を推進していた人やその人らを支えていた世話係は、そうすることが学園生にとってよかれと…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察8

○ある元学園生と様々なことを交信する機会があり、いろいろのことを考えた。 その中で、山岸さんが「感謝なし」と書いたことが間違いのひとつかもしれませんとあり、その後の連絡で、山岸巳代蔵の『人間の知能』にでてくる「感謝のない生き方-----」の一節が…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察7

「私意尊重公意行」など、実顕地・ヤマギシズム社会独特の言葉遣いについて、鶴見俊輔「言葉のお守り的使用法」などから考察する。〇鶴見俊輔氏の考察に「言葉のお守り的使用法」がある。 「言葉のお守り的使用法とは、人がその住んでいる社会の権力者によっ…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察6

◎ヤマギシの<失敗学的>考察6 鶴見俊輔氏は様々な角度からヤマギシズム社会の可能性と危惧することを度々述べている。 この稿では、ヤマギシズム運動誌『ボロと水』第1号所収の「ヤマギシズムの本質を探る」での鶴見俊輔氏の発言を見ていく。『ボロと水』…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察5

○吉田光男『わくらばの記』は、失敗学的考察をするに際して一級の資料だと考えている。 「なぜ、と問うことを続けている。」というのが『わくらばの記』に一貫して流れている特徴だと思っている。 本書は、食道癌による入院前の2015年12月25日から書き始めて…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察4

○わたしと同時期(1975-2000頃)に活動した方で、そのような観点で考えていた人で思い浮かぶのは、実顕地に所属しながら亡くなられた吉田光男さんと、実顕地離脱後とあれはどういうことだったのかと問い続けて亡くなられた福井正之さんの二人の方をまず思う…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察3

◎ヤマギシの<失敗学的>考察3 ○「失敗学的」考察の動機について ヤマギシ会はある程度社会的な影響をもたらしていて、そこから生まれた「ヤマギシズム実顕地」は共同体として注目され、そこに関わった人、関心を抱いた人もかなりいます。私はそこに27歳か…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察2

※「失敗学的考察」をブログに投稿してから、様々なコメントや意見があり、テーマからも様々な方の思いがあり、その一部を適宜記録していこう考えている。 その中から「ヤマギシグループ」に投稿された武和さんの記録を一部転載する。 武和さんは自ら立ち上げ…

◎ヤマギシの<失敗学的>考察1

○「はじめに」 2022年12月に亡くなられた福井正之さんの遺稿集の位置づけとして翌年『福井正之記録集1』を自費出版した。 その「あとがき」に次のように書いた。《私はヤマギシの実顕地について次のことを思う。 数多くの失敗というかお粗末なことも…